- じゅうおう
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じゅうおう【十王】〔仏〕 冥土にいて死者を裁く一〇人の王。 秦広王・初江王・宋帝王・五官王・閻魔王・変成王・泰山王・平等王・都市王・五道転輪王の総称。 死者は初七日から七七日までの各七日, 百箇日, 一周忌, 三回忌にそれぞれの庁をめぐって来世の形態を定められる。 中国, 唐代末に道教の影響で成立し, 平安中期以降日本にも移入された。IIじゅうおう【縦横】(1)たてとよこ。 南北と東西。
「市街地を~につらぬく大通り」
(2)四方八方。 いたるところ。「~に張りめぐらされた通信網」
(3)自分の思いどおりに振る舞う・こと(さま)。 自由自在。「~に活躍する」「機略~」「羅馬(ローマ)を亡ぼし欧土に~せし日耳曼(ゼルマン)の夷狄は/明六雑誌 14」
(4)合従(ガツシヨウ)と連衡(レンコウ)。 しょうおう。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.